パリ五輪・パラリンピックのマスコットキャラクターは、動物でも妖精でもない。名前は「フリージュ」。帽子がモチーフだ。パリの至る所に顔を出すフリージュを追って、街を歩いてみた。
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フランス革命の間は断頭台が置かれ、五輪期間中はスケートボードやブレイキンなどの会場になっているコンコルド広場から、パリのシンボル・凱旋門まで延びる「世界で一番美しい通り」シャンゼリゼ。太陽が照りつける中、通り沿いの店に150メートル近い行列ができていた。
米フロリダから夫と訪れたカーリー・ダゴスティーノさん(48)に聞くと、「五輪の公式ショップの行列ですよ」と教えてくれた。炎天下、30分以上待っているという。
土砂降りの開会式にテニス、バレーボールなどの観戦を満喫したダゴスティーノ夫妻の次なるお目当てがフリージュだという。「とてもラブリーで大好き」
本国の友人たちから「一体全体あれは何なの?」と聞かれ、前日にネット記事で調べたそうだ。「昔のフランスの人がかぶっていた帽子で、自由の象徴だそう。素晴らしいコンセプトですね」と笑った。
■教科書でおなじみのあの絵に…